読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

なむなむブログ

京大薬学部4年生。書評、京都観光、考えたことをつらつらと。

MENU

【書評】『動物農場』ジョージ・オーウェル

書評

 ジョージ・オーウェルの作品は初めて読みました。

最も有名なのは『一九八四年』だと思いますが、とりあえず見た感じ薄いし手軽に読めるということで僕はまず動物農場から読みました。

 

f:id:namb_numb:20160113164157j:plain 

 

概要

1945年に出版された、20世紀前半の全体主義、スターリン主義を批判したジョージ・オーウェルの小説。

人間(ジョーンズ)に支配されていた動物たちが動物平等の理想郷を作るために人間を追い出し、一度は動物平等の世界が実現した。

 

しかし、動物の中で支配者(ナポレオン、豚)が現れ、馬鹿な動物たちを武力、巧みな演説によって洗脳し、現状に不満を感じさせないようにした。その結果ナポレオンは独裁者となり、元の権力構造と同じになったという話。
 

感想

まず馬鹿な動物たちと狡猾な豚たちの対比が印象的だった。動物たちは文字を読めず、読める者でも記憶力がなく、「七戒」の内容を覚えていない。(あるいは考えることなく全てを受け入れる。)また、スクィーラー(豚)による扇動は彼一人では成功しなかったように思う。馬鹿な動物たちの中心的存在であったボクサー(馬)が「わしがもっと働けばいいのだ。」「ナポレオンはいつも正しい。」というように豚を盲信し、他の動物に影響を及ぼし、他の動物たちは考えることなくボクサーの言うことを信じた。その結果、豚の独裁がより強まったのだと思われる。
このように、大衆が自分の頭で考えることなく動かされることが独裁を推し進める一助となるのである。
広告を非表示にする